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「学区年収」と「居場所としての中学受験」——子どもに合った環境選びを考える2つの視点



こんにちは、ユウキです。「中学受験率90%超の公立小学校がある」と聞いたら、信じられますか? 実はこれ、一部の人気学区では珍しくない現実です。今週、AERA DIGITALで「学区年収」と中学受験の関係を解説した記事が話題を集めています。一方で、発達障害のあるお子さんを持つご家庭向けに、中学受験を「居場所選び」として捉え直すコミックエッセイも注目されています。そして今週末は、フェリス女学院や東洋英和など首都圏の人気校で学校見学イベントが目白押し。それぞれ詳しくお伝えします。



「学区年収」で変わる中学受験環境——公立小移民という選択


都市圏では、今や中学受験が当たり前になりました。受験にあたって理想的な環境で子どもを育てる手っ取り早い方法は、中学受験率の高い公立小学校の学区内に引っ越すことだと、沖有人氏の新版『マンションは10年で買い替えなさい』からの抜粋記事が指摘しています。


中学校受験までを見据え、優れた教育環境を子どもに与えるために、そうした公立学区に引っ越そうという人が増えており、これを「公立小移民」と呼ぶそうです。


子どもの学力に最も影響している要因の1つは、親の経済力であり、教育にかける資金と時間が偏差値を押し上げると記事は述べています。


実際、学区内平均年収と進学塾の小学校別成績のランクはきれいに相関するというデータも紹介されています。


ただし私は、この記事を「住居を変えなければ不利」という意味で読んでほしくありません。重要なのは「周囲に受験生が多い環境では、情報も仲間も得やすい」という点です。お住まいの地域で塾の保護者会や説明会に積極的に参加し、同じ目標を持つ保護者とつながることで、学区年収に関係なく情報格差は埋められます。



発達障害のある子の中学受験——「居場所」を見つける選択肢


今週、Yahoo!ニュースでも紹介されたコミックエッセイ『発達障害っ子の中学受験』(モンズースー著)が注目を集めています。


同作は、実際にモンズースーさんが発達に特性のある子どもたちの中学受験を取材し、その様子を描いたエッセイ漫画です。


ひとりひとり異なる特性を持つ4人の子どもたちと家族が、「受験を決意した理由」「塾選び」「学校選び」「勉強方法」「発達障害の診断を受けるか(薬を服用して受験に臨むか)」などテーマごとに、向き合った壁や大切にしたことなどを描いています。


学校で問題児扱いされることも多かったハルキは、のちにADHDとASDの診断を受けた。通院先の医師から薬物療法を提案されたが、父親は「本人の努力の成果ではなくなる」と猛反対し、両親の意見は対立。しかし、学校の先生からのアドバイスをきっかけに「得意な算数を褒めて伸ばす」方針へ切り替えると、数カ月後には算数につられて他教科の成績も上がり始めたというエピソードも紹介されています。


作者のモンズースーさんは、「発達障害といっても、本当にいろいろなタイプの子がいるので、なるべく偏った描き方にならないよう意識しました」と語っています。また、「中学校には本当にさまざまな学校があり、第一志望ではなかったとしても、それぞれのお子さんに合った進学先を見つけているケースが多いことを知りました」とも述べています。


読者からは「親の対応がすばらしい」「この話題を広めてくれて感謝」などの反響が寄せられているそうです。



今週末の学校見学——フェリス・東洋英和など10校が開催


梅雨空が広がる6月下旬の週末、首都圏各地の中学校でイベントが開催されます。フェリス女学院、東洋英和女学院、逗子開成など10校がピックアップされています。



フェリス女学院のオープンスクールは6月27日(土)に開催。対象は小学4年から6年生とその保護者1名で、午前の部は9:30〜12:00、午後の部は13:00〜15:30です。

申込締切は6月24日(水)17:00となっています。


東洋英和女学院中学部は6月27日にオープンスクールを開催。礼拝体験、体験授業、校内見学、クラブ見学、英和生と話そう、学校説明、ミニコンサートなどを予定しています。事前予約が必要です。


逗子開成中学校の土曜見学会も6月27日に実施。25分ほどの説明会ののち、小グループにわかれて学校施設のご案内を行います。ツアーの所要時間は1時間程度とのことです。


佼成学園女子中学校は6月27日に学校説明会を実施し、今回のテーマは「安心できる佼成女子の面倒見」。小学生向けのワークショップも同時開催される予定です。



保護者の皆さまへのアドバイス


今回取り上げた3つのトピックに共通するのは、「正解は一つではない」ということです。


学区年収の記事について:住んでいる場所で受験の有利・不利が決まるわけではありません。大切なのは、お子さんの学習環境を主体的に整えること。塾の説明会、保護者同士のつながり、学校見学など、行動次第で情報格差は埋められます。


発達障害と中学受験について:中学受験は「偏差値を上げる競争」ではなく、「お子さんに合った居場所を見つける手段」でもあります。特性のあるお子さんをお持ちの方は、私立中学の中には自由度が高く、理解のある教師がいる学校もあることを知っておいてください。


学校見学について:この時期の学校見学は、実際の授業や生徒の様子を見られる貴重な機会です。申込締切が迫っている学校もありますので、気になる学校があれば早めにチェックしてください。梅雨時期は天候が不安定ですが、むしろ「雨の日の通学路」を確認できるメリットもあります。


どの選択が正解かは、ご家庭によって異なります。大切なのは、お子さんの特性や性格をよく見て、「この子が6年間笑顔で過ごせる場所はどこか」という視点で考えることではないでしょうか。




参考リンク


  1. 「学区年収」で決まる中学受験 子どもの偏差値を押し上げる「親の経済力」とマンション戦略(Yahoo!ニュース / AERA DIGITAL)


  1. "発達障害の子の中学受験"を描いたコミックエッセイ…適切な教育方針を熱心に考える様子に「親の対応がすばらしい」(Yahoo!ニュース)


  1. 【中学受験】今週末行ける中高一貫「学校見学」6/27-28…フェリス・東洋英和など10校(リセマム)



中学受験のお役立ち動画


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